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「真柄太刀」 下地睦夫 投稿日：2016年10月29日 10:19 
今月9～10日名古屋での学術大会に参加した際、近くの熱田神宮を参拝して来ました。熱田神宮の創祀は三種の神器の一つ草薙神剣（くさなぎのみつるぎ）であり、その為昔から武人により刀が奉納されてきたとの事です。また戦国時代に織田信長が桶狭間の戦勝を祈願した神社としても有名ですね。「実際に使用された刀はどんな雰囲気かしら」と思い宝物殿を尋ねたのですが、生憎その日は「神々の衣装」というイベント中で目的の太刀等は拝見できませんでした。でも、宝物殿で有名な「真柄太刀」は観ることが出来ました。「真柄太刀」とは写真で見ても分かるように異常に大きな太刀です。刃長：221cm 重量：4.5kgもあり、通常の太刀が刃長：71cm前後 重量：0.9kgに比べると長さで約3倍、重量で約5倍もあります。またこれを実戦で振り回した武将がいたというのだから更に驚きです。その武将とは元亀元年（1570年）織田信長と浅井、朝倉が戦った「姉川の戦い」において勇名を馳せた浅井側の「真柄十郎佐衛門」といい彼はその戦いでこの大太刀を振り回し、20名余りを切り倒して最後は戦死したとの事です。しかし、この大太刀持つだけでも相当な力が要るのに振り回すなんて常人技ではありません。ちなみに真柄十郎佐衛門は身長7尺（210cm）あったと言われてますから人間というよりヒグマに近い人種だったのでしょうね。（失礼）そういえば昔、永井豪の漫画作品で「ズバ蛮」というのがあり（これを知っているのはもう定年間近の人）長大な野太刀を振り回し仲間と共に日本の歴史を塗り替えるというのがありましたが、こんな人間離れした馬鹿力の人って実際にいたのですね。（ちなみにズバ蛮は地球人ではなく重力の強いユリウス星で生まれた方です）  |